パフォーマンス・コンサルティング

ASTD 2013報告②-これからの人材開発責任者(CLO)に求められる役割

2013.0904

●まとめ

  • CLO( Chief Learning Officer)最初に言い出したのはGEのジャック・ウェルチのようだ。
  • 最近のCLOの議論では、CLOの第一条件として、ビジネスの知識やスキルを活用して実際に結果を出すこと、単なる学習ソリューションではなく、事業の様々な問題を解決する効果の高いソリューションを開発できることがあげられている。
  • John Conéは、ASTD 2013のセッション “Are you the next great CLO?” でソーシャルラーニングやテクノロジーのさらなる進展を見据え、今後CLOに求められる12の役割をユニークなメタファーを使って提示した。
  • 米国の人材開発責任者はソーシャルラーニングやモバイルラーニングをどう位置づけるのかはまだ模索中と思われる。
  •  Conéのユニークな12のメタファーを部門内で議論しよう。

John ConéのASTD 2013のセッション “Are you the next great CLO?”の概要を報告しようと思ったのですが、前後の脈絡がないとわかりづらいため、少し関連する内容を加えました。お急ぎの方は、「3. ASTD 2013セッション,“Are you the next great CLO?”, John Coné」の部分だけお読みください。

1. CLOの言いだしっぺ

 

少し遠回りになりますが、まず、CLOの始まりを確認しておきましょう。
最初にCLO( Chief Learning Officer)と言い出したのはGEのジャック・ウェルチのようです。最初のCLOと言われているSteve Kerrは1990年代にGEで人材開発の責任者を務め、ワークアウトや6シグマを通じて経営幹部の育成や組織文化の変革に取り組み、経営ボードにも参加していた人です。インタビュー(2003年、2004年)の中で、CLOとなったときのいきさつを次のように述べています。

 

Steve Kerr がクロトンビルの常勤になったとき(’94年)の役職は、ヴァイスプレジデントでした。1か月くらいして、ワークアウトに来ていたある幹部から何か新しいことをすべきだと言われ、ウェルチのところに行き「あなたのようにCEO(Chief Education Officer)になろうと思います」と言ったところ、「GEにCEOはひとりだよ。 Chief Learning Officerならいいよ」と応じられたそうです。

Kerr自身はEducation OfficerやKnowledge Officerの方が知識の重要性を象徴する肩書だと思い、Learning Officerだとクライアントから「学習の担当者」と思われるのではないかと、少し逡巡したようです。

そこで、ウェルチは「教育は名詞、情報も名詞、知識も名詞だ。君の仕事をそんなふうに考えているのなら、クライアントは知識そのもの、情報そのものといった『モノ』になる。・・・もしLearning Officerといえば、クライアントは学習する従業員になり、モノじゃないということを忘れないだろう」といった趣旨の発言をしたそうです。

 

Steve Kerr自身は元々アカデミアの人です。オハイオ州立大学、USC(University of Southern California)ビジネススクール学長、ミシガン大学を経て、GE、Goldman-Sachsというキャリアです。USCに所属していた1989年にGEの原子力部門のワークアウトを手伝い、見事に成功したところGEからの依頼がどんどん増え、’94年からフルタイムで働くようになったようです。

 

ちなみに、ロビンソン夫妻のPerformance Consultingの初版が出たのは’95年、David UlrichのHuman Resource Championsが出たのが’97年です。そして、2004年版のASTDコンピテンシーでは、専門コンピテンシー(Areas of Expertise)のひとつに学習部門のマネジメント (Managing the Learning Function)があげられています。

 

Kerrの2004年のインタビューでは、CLOの役割がGEにいた10年間でかなり変化したこと、自社のビジネスモデルや事業ニーズを理解することが重要であることを語っています。さらに、今後のCLOの役割にかかわるトレンドとして次の3つをあげています。

  • 従業員の巻き込みや参画がもっと増える
  • テクノロジーの活用がますます増えていく
  • 外部の関係者を巻き込むことがさらに増える

何だか少しできすぎた話のように思えますが、詳しくは以下の記事をご覧ください。ふたりの距離感がかなり微妙で、興味深いエピソードが述べられています。尚、以降では、CLOは必ずしも役員に限定せず、人材開発部門の責任者とほぼ同義で使っています。


Steve Kerr and his years with Jack Welch at GE, USC (2003)
A Conversation with Steve Kerr: Chief Learning Officer Magazine Catches up with the First CLO (2004)

 

2. CLOに関連する最近の議論

 

では次に、CLOの役割や要件について、最近どのような議論があるのか確認しましょう。
“New Career Paths and Skills for Aspiring CLOs”( ASTDの月刊誌『T+D』2012年8月号) では、今後のCLOのキャリアパスとスキル要件について述べています。ASTD 2013報告①これからの人材開発担当者にもとめられるコンピテンシーでみたように、内外の環境は大きく変わっています。自社のビジネスの戦略・優先事項と人材開発部門の戦略・優先事項を連動させることは、重要なトレンドでした。そこで、最近のCLOの採用では、実際にグローバルな事業を運営したり、第一線で様々な業務を経験したりといった、ビジネスをよく知っている人材が求められているようです。

 

かつてのようにHRでキャリアを重ねてCLOになるのではなく、事業ラインで幅広い経験を積み、事業がL&D部門に期待していることを外から見ることを勧めています。UPSのAnne Shwartz’s(リーダーシップ・人材開発担当のVP)は、トラックの運転手を振り出しに、配送センターの責任者、リージョナルマネジャー、アジア太平洋サプライチェーンソリューション事業のVPを経て、現職に就いたと言っています。

 

また、CLOの役割は単なる従業員のトレーニングだけでなく、優秀な人材の管理・育成や組織文化の変革にますます関与するようになっているため、求められるスキルも変化し続けています。QualcommのTamar Elkeles  もPitney BowesのJanette Harrison  もCLOの第一条件として、ビジネスの知識やスキルを活用して実際に結果を出すこと、単なる学習ソリューションではなく、事業の様々な問題を解決する効果の高いソリューションを開発できることをあげています。

 

この記事の最後で、これからCLOを目指す人に次のことを留意するように勧めています

  • 判断力のあること、ビジネスの知識やスキルを活用できることを実践して見せる
  • HRやL&D分野以外の経験や専門性を広げる 
  • グローバルに発想し、世界各地の関係者に対し、ネットを使ってリードしていくことを学ぶ
  • 成果や結果を出す力があることを見せる
  • ソーシャルラーニングやモバイルラーニングをどう使うのか質問されたときに備え、自分の答とプランを用意しておく

こうしてみると、『パフォーマンス・コンサルティング』(原書初版、’95年)以降、言われ続けている「ビジネスと人材開発の連動」はさらに進み、実際に結果を示すことが要求されていると言えそうです。また、何かとかまびすしいソーシャルラーニングやモバイルラーニングはまだ模索中のようです。

 

3. ASTD 2013セッション,“Are you the next great CLO?”, John Coné

 

少し遠回りしましたが、今年のASTDのハンドアウトで一番おもしろかったのがJohn Conéの “Are you the next great CLO?”でした。図表がまったくない24ページの小論ですが、なぜか引っかかるものがたくさん詰まっているように感じました。

Conéさんはモトローラ—大学やDellラーニングの立ち上げをされた方で、ASTDのボードメンバーも務めています。ASTD Handbook(2008年)やWebcast(2008年)、ASTD Leading Executive Blog(2012年)、『T+D』(2013年)などで「今後のCLOの役割」をずっと論じてきた、言わばThought Leadershipの一人のようです。

Conéさんは昔からCLOの役割を様々なメタファーで解説しているのですが、辞書にない造語で表現したり、具体例がない抽象的な解説をしたりするので、少し難しいところがあります。以下の図表はそうした内容を独断と偏見で思い切ってまとめたもので、Conéさんの意図を十分に反映していない部分があると思います。また、図表2~5ではCLOの新しい役割と思ったものに独断で「NEW」というマークをつけています。予めご了承ください。

Conéさんが提唱している今後のCLOに必要な役割は図表1に示したとおりです。大きく4つの機能に分け、それぞれをさらに3つに分け、全部で12の役割に整理しています。

図表1 これからの人材開発責任者に求められる役割

CLO-1.bmp

この4機能だけを見ていると、従来から言われていることのように思えますが、12の役割の内容や前提を一つひとつ見ていくと、これまでとは違う内外の環境を考慮して整理したことがわかります。ただし、Conéさんも言っていますが、12の役割の中には昔からあるものもあれば新しいものもあります。また、やや重複感があることも認めています。各役割について基本的には1~2ページで解説していますが、ガバナンスエンジニアだけは別紙を含めて合計20ページ、学習の科学捜査官には5ページを割いており、このふたつの説明には力が入っています。では、それぞれの概要について順を追ってみていきましょう。

 

最初は「組織の戦略と学習部門を連動させる」という機能ですが、図表2をみてわかるように、内容としては以前から言われている役割がほとんどだと思います。とはいえ、その中身は少しずつ高度になっている気がします。

図表2 組織の戦略と学習部門を連動させる

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ガバナンスエンジニアは、経営トップを巻き込んで学習部門の戦略や方針を決める仕組みをつくる役割です。別紙(19ページの資料)では、経営幹部を巻き込んだアドバイザリーボードやグローバルな会議体について、その準備、議案、進め方など、かなり突っ込んだ具体例を示しています。余談ですが、この別紙の冒頭で、CFO、マーケティングや生産の幹部が学習部門に対して厳しい要求をするシーンが書かれており、米国のL&D部門の現状が窺えます。

組織文化人類学者では、組織は本当にL&D部門がSBPになることを期待しているのか、単に研修をすればよいと思っているのかなど、CLOは組織の本音をおさえ、自分の思いと一致する組織で仕事をすべきだと言っています。こうした組織の本音は組織文化を示す様々なものに表れているので、しっかり見極めようというわけです。

金含有量の分析担当では、学習部門の価値を事業目標と連動した業務指標で示すなど、経営幹部にとってわかりやすい成果を見せることを提案しています。効果測定の話にも関連しますが、まずは部門としての存在価値や貢献価値を示す必要があります。もっと言えば、学習部門のサービスの「金の含有量」を分析して示す人が必要というわけです。あとでみますが、ASTD Best Award 2012の受賞企業の中には この役割を非常にうまくやっているところがあります。

 

大きな2番目は「学習ソリューションの戦略と方向性を決める」働きです。一見すると以前からある役割のような気もしますが、ソーシャルラーニングやテクノロジーの進展により、今後も質的に大きく変わっていく役割かもしれません。

図表3 学習ソリューションの戦略と方向性を決める

CLO-3.bmp

組織ニーズと学習を連結する人では、自社の事業戦略から発生する人の課題と学習ニーズを連動させるということを言っています。『パフォーマンス・コンサルティング』(原書初版、1995年)の出版以降、繰り返し言われていることですが、「従来型の学習」だけでなく、「インフォーマルな学び」も選択肢に含まれています。そして、「研修にすべきこと」とパフォーマンスサポートのように「調べればわかる環境を整備すること」の使い分けを強調しています。さらに、効果的な学習パターンが見つかれば、すぐに職場に埋め込むといった学びも含めています。

シェルパのリーダーは解釈が難しいのですが、「学習ソリューション」や「学びの体系」の戦略や方向性を決めることを言っているのだと思います。従業員に必要な知識やスキルを「集めて見せる」キュレーターにとどまらず、シェルパのように登山に参加している人の能力を把握して支援したり、参加者の能力に応じた道を選んだり、道がなければ造ることも必要だと言っています。

周辺視野の広い人では、新しいテクノロジーや学習アプローチに注意を払うことを言っています。Conéさんは流行に惑わされず、それらを活用することが学びをより豊かに、よりよく、より早く、より安くなるのかを問うべきだと言っています。また、「新しくてよいものを全員に提供する」「すべて新しいものに置き換える」という従来型の発想にとらわれないよう注意を促しています。
 

大きな3番目は「キーパーソンとの良好な関係を保つ」という機能です。ふつうキーパーソンといえば経営幹部を思い浮かべますが、ここでは今日の社内環境の変化を踏まえ、重要な利害関係者を広くとらえているようです。

図表4 キーパーソンとの良好な関係を保つ

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選手兼任コーチは、学習部門のチームやプロジェクトのメンバーに対し、高度で専門的なスキルや知識を活用し、カギとなる実務をやって見せ、指導していくことを言っています。この役割も以前からありますが、部門のメンバーが今やグローバルになっていること、学習にかかわるプロジェクトには多様な人がかかわること、しかもメンバーは常に流動的であることから、コーチとして求められる質が高度化していると思います。

期待と思いのディーラーは、クライアントや組織の多様な期待とCLOの目指す方向をうまく調整していくことを言っています。この社内取引をまとめるためには、最後はクライアントとCLOの信頼関係の深さが大事だと言っています。これは、パフォーマンス・コンサルティングで言っている信頼関係づくり、パートナリングに近い考えだと思います。

小さな権力者を動かす人は新しい役割だと思います。高い専門性を持つ人やチームに権限が委譲されるようになったり、ソーシャルネットワークによって何らかのテーマやニーズに関心が集まったりすることで、管理職以外の人たちが力を持つという変化が背景にあります。変革を推進していくためには、こういう小さな権限や影響力を持つ人たちとの関係が重要になっているというわけです。

 

大きな4番目は「学びを生み出す仕組みとプロセスをまわす」という機能です。この3つはいずれもソーシャルラーニングやテクノロジーの進展を踏まえた新しい役割だと思います。

図表5 学びを生み出す仕組みとプロセスをまわす

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まず、学びの実験メンターでは、従来のIDのプロセスにとらわれず、内外の資源をうまく活用して最適な学習を素早く見つける試行錯誤、「実験」を奨励すべきだと言っています。というのは、「完璧に設計した研修を全員に実施しようとする従来の考えでは今の時代のスピードに合わない」という前提があるからです。

次の学習品質の引受人は、膨大な情報源や数多くの学習オプションの言わば「目利き」の機能を果たすことが求められているというものです。人材開発のポータルサイトやガイドブックで、自社の事業目標や優先事項と照らして実際に効果があったかどうかを示したり、まだ自社で実績はないがよい学習方法などとレビューしたりするイメージです。

学習の科学捜査官は、効果のあった学習の状況や証拠を記録し、同様のニーズには迅速に対応できるようにすることを言っています。ユニークなネーミングですが、極めて経済合理性の高いことをねらっています。とはいえ、ソーシャルな学びなど効果を実証する学習の対象が広がっているため、この機能をスムーズに実践するためには、それなりの仕組みが必要だと言っています。また、LMSやHRのデータの活用にもふれており、学習ソリューションと業績改善度などの関係性を分析するラーニングアナリティクスにつながっていくような気がします。

補足ですが、ConéさんはCollective CLOという、言わば「チームCLO」というようなコンセプトも提唱しています。というのは、これだけ広範囲なコンピテンシーをひとりですべて発揮するCLOを探すのは難しいからです。グローバルな集団指導体制にすれば、採用も交代もしやすいので現実的だろうと言っています。 

 

以上、みてきたように、Conéさんのメタファーは独特です。このメタファーの意訳の出来はご容赦いただくとして、ご注目いただきたいのはそれぞれの「前提」です。Conéさんに見えている未来の景色は想像するしかありませんが、我々自身もこれからの企業内の「学び」をどのようにとらえるのか、どこまでを守備範囲とするのかで、人材開発責任者に期待する役割はおそらく変わるでしょう。ASTD 2013報告①これからの人材開発担当者にもとめられるコンピテンシーと合わせて、読者の議論の材料としていただければ幸いです。

*以下は公開されている関連資料
What Makes a Great CLO? -  −ASTD Leading Executive Blog 2012
Long View: John Cone, T+D, 2013.02

 

4. ASTD 2012 Best Award受賞企業Savvisの取り組みとConéの役割

 

では、CLOは実際にどのような仕事をしているのでしょうか? Conéが唱えている役割は近未来の話とはいえ、現在の取り組みにその予兆が感じられるのでしょうか? その手がかかりとしてASTDが毎年選んでいるBest Awardをとった企業の取り組みを1社だけみておきましょう。ちなみにこの賞は2012年で10回目です。

 

では、第2位となったSavvis( ITクラウドサービス、従業員3000人)の取り組みをみていきましょう(『T+D』2012年10月号、ASTD  Webcast 2013年1月) 。これは米人が好むスピード感あふれるストーリーです。2010年7月に入社したJim Sokolowskiは2人でGlobal Learning and Development Function を立ち上げ、現在は13人のチームにしています。

この事例のポイントは立ち上げから2年で生み出した次のような学習部門の成果だと思います。

2年間の主な成果指標例(一部)

一人あたりの年間学習時間

10年13.50時間→11年23.94時間→12年28.80時間 

新規採用者オンボーディングの改善

総合満足度 2011年3.78→ 2012年4.33

トップの考え方やビジョンの理解度 18%改善

リーダーシップ開発プログラム

リーダーの目標達成 28.5%改善

コンピテンシー 16.2%改善(対未受講者比較)

Sokolowskiさんの取り組みは、次のようなものです。

まず、入社してすぐに部門のビジョンとミッションをまとめています。そのコンセプトは「限られた予算で研修のご用聞きをする部門から事業部に戦略レベルのことを相談される、信頼の厚いアドバイザーになる」というものです。

次に、3カ年の戦略マップをつくったあと、最初の90日で事業部のトップ全員にインタビューし、事業ニーズと育成ニーズをしっかり把握しています。このプロセスを経て、やるべきことを「学習サービスの量を増やす」「新規採用者のオンボーディングとリーダーシップ開発プログラムの改善に集中する」ことに絞っています。 Sokolowskiさんは非常に戦略家で、この最初のヒアリングで事業部のトップが重視する成果指標を決め、トラッキングしています。

あとは、戦略マップを着実に実行しています。1年目はとにかく学習サービスの利用者を増やすために、毎月実施したトレーニングや翌月の実施予定などを事業部のトップに伝え、スタッフミーティングにも参加して宣伝したそうです。2年目には主な成果指標をダッシュボードにまとめ、事業部のトップに毎月報告したり、最新のLMSを導入してオンライン大学を立ち上げたりしています。オンライン大学の利用者を増やすため、予算がないので手作りの販促ビデオをつくってアピールしたようです。また、コンピテンシーベースの学習内容に変えていくなど、質的な改善にも取り組んでいます。

事業ラインとの連動を高める工夫としては、学習アドバイザリー委員会をつくったようです。上記のような指標が毎月のように事業部のトップに報告されるわけですから、トップとしては「事業戦略と連動した学習の見える化」が進んでいると感じられたことでしょう。

 

Sokolowskiさんがしたことは、Conéさんが言っているガバナンスエンジニア組織文化人類学者金含有量の分析担当組織ニーズと学習を連結する人シェルパのリーダーに近い役割なのではないかと思います。

Savvis1社しかみていないので何とも言えませんが、Conéさんが言っているソーシャルな学びを前提とした新しい役割の実践例はこれから出てくるのかもしれません。このあたりは引き続き追いかけ、また改めてご報告しようと思っています。

 

以上、長くなりましたが、貴社の人材開発部門内での議論の材料になれば幸いです。

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鹿野 尚登 (しかの ひさと)

1998年にパフォーマンス・コンサルティングに出会い、25年以上になります。
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